米沢市に伝わる木彫工芸品として笹野一刀彫があります。 それを作って40年の佐藤孝顕さんをご紹介します。
材料は「こしあぶら」の木を採ってきて、皮をむいて乾燥させます。 太い木だと1年ぐらい乾燥させるものもあります。乾燥させた木の皮をさらに剥き「サルキリ」と いう独特の刃物を使って彫り・削り・色彩をつけていきます。
微妙な力加減と丸みをだしたりするのが、苦労するところだそうです。
全て手作業なので、一体一体違う表情になるのも味があります。
米沢ヤクルト本社では、毎年佐藤さんより「干支」の笹野一刀彫りを作って頂いて、「年男・年女」の社員にプレゼントして翌年の会社の発展を願い に手締めをおこなっています。